株の成功と失敗
投資のミスは成功へのヒントと言えます。失敗と検証を繰り返し、自分の投資ルールを確率させることが投資の世界では大切です。取引額を増やすのは、投資のルールとそれをしっかりこなせる精神力が身についてから行うことをお勧めします。

2010年に上場の第一生命株は投資家に人気の銘柄

東京都千代田区に本社を置く第一生命保険株式会社は、業界第3位の総資産を誇る保険会社です。1902年(明治35年)に設立された際には、相互会社という形でスタートを切りました。しかし、設立から100年以上を経過した2010年4月、第一生命は株式会社として組織を新たに変更します。これに伴い、同社は株式を東京証券所第一部に上場しました。有名企業の新規株式上場は投資家たちの注目が集まりやすいものですが、第一生命への注目度はとりわけ高いものでした。上場初日の2010年4月1日、第一生命株は公開価格(14万円)を14%ほど上回る16万円で初値を付けました。この際、東京証券取引所は、投資家たちによる人気の高さに警戒し、異例の対策をとりました。投資家たちの売買注文が殺到してシステム障害が生じたりすることのないようにするため、午後1時に1度だけ売買を成立させる「一本値方式」により初値を決定したのです。
ではここで、第一生命株のここ1年間の株価推移を簡単に振り返ってみましょう。なお、第一生命は2013年9月26日に1:100の株式分割を実施しており、この日以降はそれまでの100分の1の株価になっているのでご注意ください。さて、およそ1年前の2014年12月の中ごろ、上昇傾向にあった第一生命の株価は1,800円ほどになっていました。ところが年の変わり目ごろから株価は下落基調に転じ、2015年1月16日には1,533.5円という年初来安値を付けました。しかし、春ごろからは徐々に値を上げてゆき、8月11日には年初来高値となる2,665.0円を記録します。2週間ほど経過すると2,000円を割り込む場面も見受けられるようになり、その勢いは続きませんでしたが、急落することもなく比較的安定した値動きが今でも続いています。2015年12月21日現在の株価は2004.5円です。